顔が大きく見える原因とは？

顔が大きく見える主な原因は筋肉の衰え、たるみ、むくみなどです。

・筋肉の衰え

顔には表情筋と呼ばれる筋肉があり、他の筋肉と同じく動かさないと徐々に衰えていきます。普段から顔に表情が出にくい方や会話の機会が少ない方、やわらかい食事が多くて噛む回数が少ない方などは要注意です。

また、表情筋が衰えると皮膚がたるみやすく、顔全体がゆるんだ印象になりかねません。たるんだ皮膚に脂肪がつくことで、さらに顔が大きく見えてしまう可能性があります。

・むくみ

むくみは身体の内側に溜まった水分や、血行不良などが要因となって生じます。例えば、前日にアルコールを飲みすぎた翌朝、顔が大きく膨らんだように見えるときは、むくみの可能性が高いです。また、塩分の摂りすぎも身体に水分が溜まり、むくみが起こりやすくなります。さらに、長時間のデスクワークによって血液やリンパの流れが滞ると老廃物や水分が溜まっていき、むくみが発生します。

朝はむくんでいたものの、夕方には改善されるなら一時的な症状と考えられますので、それほど問題はありません。ただし、むくんだ状態が数日以上も続く場合は、何らかの病気が潜んでいるおそれもあるため、医療機関の受診をおすすめします。

・脂肪

他の部位と比べると、顔は脂肪がつきにくい場所です。ただし、身体が肥満状態になれば顔にも脂肪がついていきます。顔の中でも、頬や顎は特に脂肪がつきやすい部位です。顔の脂肪はたるみの原因にもなるため、早めに対処することが大切です。

顔痩せの対策方法

先に挙げた原因を解消できれば、顔が大きく見える状態を改善できる可能性があります。改善方法として美容施術やダーマペンなどが聞かれますが、日常生活に顔痩せ対策を取り入れることも有効です。

・生活習慣の改善

生活習慣を見直し、改善することで顔太りの解消につなげられます。まず、表情筋は使わないと衰えていくため、普段から意識的に表情筋を動かすことがポイントです。ちょっとした隙間時間にも表情筋トレーニングを取り入れてみましょう。
また、食生活の改善も顔痩せの効果を期待できます。食事から摂取する塩分や糖質、脂質を控えることで、むくみや顔への脂肪の蓄積などを抑えられます。

・リンパマッサージ

リンパマッサージを行って、リンパの流れを促す方法もあります。老廃物を排出できると、むくみによる顔太りの改善を目指せます。マッサージをするときは肌に負担をかけないよう、オイルやマッサージクリームで滑りを良くすることがコツです。強すぎず弱すぎず、自分が心地いいと感じる力でゆっくり、優しくケアしましょう。

・小顔体操

小顔体操もおすすめの方法です。肩回りと首を回し、全身をほぐすところから始めます。次にフェイスラインと小鼻を指で押し、顔がほぐれてきたら大きく目を見開いて1点を見つめ、上下左右に目を動かします。口周りは口の中に空気を溜めて、上下左右に動かすよう意識しましょう。それぞれ10セットです。最後に上下を向きながら舌を動かしてフェイスラインを刺激します。

・メイクを工夫する

いつものメイクに一工夫するだけでも、顔痩せ効果を狙えます。特におすすめなのがシェーディングです。顔の長さが気になるときは生え際、横幅が気になるときは頬から顎にかけてシェーディングを入れてみましょう。

・ヘアスタイルを工夫する

小顔に見せたいときは、ヘアスタイルでカバーすることもポイントです。例えば、おでこを全開にするのではなく、前髪を作るのがおすすめです。ふんわりとした前髪は気になる部分を隠しながら、おでこをちらりと見せることで重たい印象を与えません。また、エラが気になるときはヘアのトップにボリュームを持たせて、フェイスラインを包むようなシルエットがおすすめです。

セルフケアでなかなか効果が得られないと感じる場合は、美容のプロに相談することも選択肢の一つです。個々の悩みや希望に合わせて適切な施術を実践できるため、効果が期待できるでしょう。