ダウンタイムの意味

ダウンタイムとは、美容施術を受けてから普段通りの生活に戻るまでの期間のことです。美容施術の種類は多岐にわたり、受ける施術や個々の体質、施術当日の体調などに応じて個人差があります。施術直後からフルメイクができたり、日常生活にほとんど支障がなかったりするケースもあれば、症状が現れて適切な対処が求められる可能性もあります。ダウンタイムは、いわば理想の状態に持っていくための必要期間といえるでしょう。そのため、施術前に十分な確認が必要です。

ダウンタイムで起こやすい主な症状

・赤み、腫れ、むくみ

ダウンタイムの症状として最も多く見られるのが、赤みです。施術に使用した器具や薬などの刺激によって生じることが多いです。施術当日だと、かなりはっきりした赤みが出ることもありますが、2～3日ほどで次第に落ち着いていきます。

赤みは皮膚組織が炎症を起こしている状態のため、熱を持った感じがする、腫れる、むくみが現れるなど、他の症状を伴うこともあります。

・内出血

施術の過程で毛細血管が傷つき、内出血が起きるケースもあります。通常は数日～1週間程度で落ち着きます。また、施術翌日以降であればメイクで隠せるため、それほど心配する必要はありません。

・かゆみ

ダウンタイム中、かゆみを感じる方もいらっしゃいます。かゆみの原因は、肌のバリア機能が低下したことで引き起こされる乾燥です。かゆいと触りたくなりますが、かきむしったり擦ったりして刺激を与えないようにしましょう。施術箇所を清潔に保つことも大切なポイントです。

・皮むけ

ダウンタイム中に施術箇所の皮が少し剥けてくることがあります。滞っていた肌のターンオーバーが加速し、古い角質が押し上げられため起こります。おおむね数日以内に治まります。

その他、アレルギー反応が起こる場合もあるため、心配な方はあらかじめアレルギー検査を受けておくことをおすすめします。

ダウンタイム終了までの期間

先述したように、ダウンタイムの期間は施術内容や体質、体調などによって様々です。半日程度で症状が治まることもあれば、数週間から数ヶ月にわたるケースもあります。メスを使った手術や強い熱・光を当てる施術など、効果が高い施術方法ほどダウンタイムの期間も長くなりやすいです。事前にダウンタイムの大まかな期間を把握しておくと、その期間を考慮して仕事やイベント参加などのスケジュールを組むことができます。

なお、クリニックのアフターケアによって、ダウンタイムの症状を軽減できることもあります。施術を受ける前に、ダウンタイム中のケアについて確認しておくことも大切です。