まぶたや目の下など目元をこすらないようにする

目元に限らずお肌をこすると小さな傷がつき、この傷がシワやくすみ、シミの原因になってしまいます。顔の中でも目元の皮膚は特に薄くなっていますので、アイメイクを落とす際にはクレンジングやリムーバーなどで、メイクを浮かせてそっと落とすようにすることが大切です。洗顔後は柔らかいタオルで、そっとまぶたを抑えるようにして水滴を取ると、こすらずに済みます。

保湿ケアをして乾燥させないようにする

目元は日常生活で覆うことはほとんどなく、冷房や暖房などの空調による刺激や紫外線によるダメージを直接受けやすい部位です。また、目元の皮膚は薄くて、おでこや鼻などに多くある皮脂腺があまりないので、バリア機能が弱い部位でもあるのです。

このように、皮膚が薄く、ダメージを受けやすい目元はすぐに乾燥してしまいます。目元の保湿はスキンケアの際にしっかりと行うだけでなく、メイク直しの際などにもこまめに取り入れることが大切です。

目を酷使しない

目の角膜が乾かないようにするために無意識に行っているのが、「瞬き」です。目を閉じて開けるという動作は1日に2万回程度行っているといわれており、そのたびに目元の皮膚は動いていることになります。

さらに、パソコンやスマホ、タブレットなどの機器を長時間使っていると目の疲れがひどくなってしまいます。ときどき遠くを見るようにしたり、休憩時間にはホットタオルやハンカチを目に乗せて休めるようにしたりすることがおすすめです。ホットタオルを使用した後は、忘れずに保湿ケアを行います。

「たるみ毛穴」とは？

「毛穴が気になる」と最初に感じるのは、多くの場合、鼻の周辺の皮膚からです。その中でも、小鼻の脇の頬の毛穴をよく見ると、毛穴が開いてしまっている状態になっている場合が少なくありません。年齢と共に目立ってくる、この縦長で楕円形の毛穴の開きを「たるみ毛穴」といいます。たるみ毛穴は、お肌にハリがないという印象を与えるだけでなく、小ジワの原因にもなってしまいます。

たるみ毛穴になる原因は？

毛穴が気になる原因は年代によって様々です。若いころは皮脂の過剰分泌による毛穴のつまりや汚れが原因ですが、30代以降になると、お肌の奥のコラーゲンやエラスチンといった保湿成分を作る機能が低下してくることが原因になります。保湿成分が少なくなったお肌は、弾力がなくなるので重力に逆らえず、毛穴が縦長の楕円形になってしまうのです。

たるみ毛穴の予防法は？

お肌の大敵である紫外線は、お肌の奥まで届いてコラーゲンやエラスチンを破壊してしまいます。保湿成分を作る機能も低下させてしまいますので、紫外線対策はたるみ毛穴の予防にも大切です。

たるみ毛穴の対策は？

若いころの毛穴対策と、たるみ毛穴への対策は、方向性が大きく異なります。若いころはクレンジングなどで皮脂のつまりを除去することが必要でしたが、たるみ毛穴は保湿をしっかり行うことが最も重要になります。ヒアルロン酸やセラミドといった保湿を促す成分や、レチノールやフラーレンといったコラーゲンの生成を促す成分の入った保湿剤を使ってみるのがおすすめです。